毎回楽しみにしていたTBSドラマのカルテットですが、見続けていくうちに少し悪が強すぎるように思えてきて、第8話目でだんだん向かっているところが見えなくなってきました。
元々見えずらかったんだけど、終盤に向けてどこに行こうとしているのやら・・・
カルテットの魅力は食卓の会話
カルテットの楽しみは食卓の会話と思っても過言ではないくらい、くだらない言葉の駆け引きが魅力的。
今回も2人前しか作っていないお昼の蕎麦を食べるシーン。初めはすずめと別府が向かい合っていたのに、別府と家森が入れ替わり、その後今度はすずめと真紀が入れ替わり、家森と別府がまた入れ替わり・・・そんな食卓ありえないってくらい2食しかない蕎麦を交互に食べるシーンは、これまでのドラマでは見たことのない独特なリズムを感じます。
そして第8話は4角関係が明るみになる回で、色々な比喩が出てきました。
- 好きだってことを忘れるくらい、いつも好き
- 片想いって、1人で見る夢でしょ
好きだってことを忘れるくらい、いつも好き
三角コーヒーが好きだというスズメのセリフ。だけど、別府への片思いを表現する言葉としてもつかわれています。
片想いって、1人で見る夢でしょ
別府への片思いを諦めさせようとしているかの家森のセリフ
そしてS・A・J方程式
- 好きです
- ありがとう…
- ・・・冗談です。
「冗談です」の言葉が、「好きです」を帳消しにする特効薬。とまではいかないけれど、振られた後の気まずい空気を無かったかのようにしてもらい、その後も同じフレンドな関係を続けたい。という振られた側の女々しい心理を上手く表現してる方程式。
この方程式は、別府と真紀の会話でも再現されて、つくづくカルテットは言葉のドラマなんだと思いました。
第8話は、片思いのカルテットの4人の心理を上手く表現できていると思いました。
このままラブストーリーの展開になって行くのかと思っていたら、次週の予告に「早乙女 真紀はこの人ではないんです。」との刑事の言葉に唖然。
やっぱり、カルテットはサスペンスドラマなのか。
う〜ん、今後の展開にみぞみぞする。