TBSドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」の最終回でようやくハーメルンの犯人が判明しましたね。阿相犯人説、生方犯人説が多くネット上で上がっている中で、人知れず荒又刑事の犯人説を打ち出しましたが・・・。
『砂の塔』の裏の裏を突く犯人像
「砂の塔」ハーメルンの正体はひねくれて考えすぎていました。全くの見当違い。。。。
犯人が生方というのは大方の予想通りですかね・・・
親からの虐待を受けていたにもかかわらず、最後まで親をかばう行動は私には理解できない部分ではありますが、虐待を受けた子供の心理なのだろうと・・・。
最終回しか登場しない重要人物という意外性
それにしても、生方の誘拐や弓子の過去の殺人。
それぞれ事象だけを聞くとひどく非常な行動ですが、動機を見ると、いずれも醜悪至極とは程遠い同情の余地が多分にあると考えてしまいます。正当化できるものではありませんが。
消去法だけど生方犯人説は想像できる範囲の結末でした。男女ペアの女性が母親であることと、最終回まで登場しないとは想定外でした。。
弓子犯人説を作る構成が逆に犯人候補から外す結果に
初めから犯人の可能性を匂わせながら元夫健一からも「弓子は目的のためならなんでもする。」と、ドラマ全体が弓子をハーメルンの犯人に弓子を誘導している感は、逆に視聴者には、弓子は犯人じゃ無いと訴えているサインとも取れ、早々に犯人候補から外されていたので、醜悪至極な残忍な犯人は弓子だった。という結論も意外性としては面白かったかもしれない。
何れにしても、最終回まで、犯人がわからずハラハラさせられた久しぶりに見応えあるドラマでした。
・・このドラマ一番のワルは最上階家族でしたね。