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指導がハラスメントに変わる!?パワハラと指導の微妙な境界線

こんにちは。今回は、会社でのパワハラの定義です。多くのパワハラ上司は自分がパワハラしているって気づいていないことが多いですよね。

この記事読んでいる人も、自分がまさかパワハラしているとは思っていないと思います。が、念のため一読して気づかずやっていないかを今一度確認してみてはいかがでしょうか。

部下に訴えられてから治しても遅いのですよ。

ハラスメントの定義

ハラスメントとは、相手に不快な感情を抱かせる行為です。要するに「嫌がらせ」行為であり、重要なのは行為をする側の思いは関係なく、行為を受けた側がどう感じるかという点において、被害者都合で基準が変わるあいまいな概念です。

ハラスメントは不公平?

従って、世の中の多くでは美男美女が行うとハラスメントにはならず、それ以外の人が行うとハラスメントになる。という不平等であるという声も聞こえますが、この意見も客観性に欠けていて、見た目の良し悪しは個人がどう感じるかで明確な定義があるわけではないので、やはり行為をする側が相手の立場と自分との関係性を見極めて許容される行為かどうかを自分から判断するべしということなのだと思います。

相手の気持ちがわからずしてしまうハラスメント

そうはいっても、人の気持ちは常に表情や行動に現れるわけではなく、訴えられた後に、「そんなつもりではなかった」などと言い訳をしたところで後の祭りというケースも少なくありません。

その行為セクハラですか?パワハラですか?

一般的にパワハラとセクハラの違いはこう言われています。

  • 性的な不快感を与えるのをセクハラ
  • 精神的、肉体的な苦痛を与えるのがパワハラ
  • セクハラは主に男性から女性へ
  • パワハラは主に上司から部下へ

そんなわかりやすい定義も今は昔で、セクハラは女性から男性、男性から男性、女性から女性。どのパターンも起こり得るし、パワハラは同僚からも、先輩からも教師からもあるだけでは無く、部下からのパワハラもあるらしいです。

そんな、多種多様な定義を事細かに解説しても、より詳しいサイトは幾らでもあるので、ここでは割愛します。ここで書きたいのは、典型的な上司から部下へのパワハラです。それも上司にはその自覚が無いという、厄介なケース。

「お前辞めたほうがいいよ」は?


完全にパワハラですね。仕事の失敗が続いたり、指示を無視したり、成長しなかったり、理解度が低く、仕事の出来ない社員に対してつい発してしまう人がいますが、これ、完全アウト。

なんの権限で言っているのかわかりませんが、育てるのも上司の役目。一番言ってはいけない言葉だと思います。

「それ新卒レベルだよ」も?


提出した資料や発言の内容から、その本人の役職で求められている役割を全うしていない時や、仕事の考え方で上司に意見して衝突し平行線を辿り、強制的に話を終わらす一言。

これも一発アウトでしょう。少なくとも、その社員が昇進する際の判断に大きく影響を与えているはず。責任持ってその役割をできる様に育てる義務は上司にはあると思う。

上記は、いずれも言葉の暴力。典型的なパワハラですが、この発言が出る前にも、ゴクゴク正論を上司が指導というなのパワハラをしていることがあります。

  • なんで、こんなことがわからないんだ
  • なんで、ここまで言わないとわからないんだ
  • なんで、そんな考えなんだ
  • なんで、そんなこともできないんだ
  • なんで・・・、なんで・・・

恐らくそれらひとつひとつはごもっともな指摘であることが多い。

でもね、その言い方が悪かったりその後で「だからお前は○○なんだよ」と言った人間性を否定する様な事や、感情的になって相手を叱責する様な発言も一見指導の様でパワハラなんです。

指摘された人は、相当へこみますし、モチベーションも下がります。でも、たいてい部下は「私の仕事の仕方が悪いのだから、言われても仕方がない」と感じてしまい、自信がパワハラされているとは気づかない。

>> 自分はハラスメントを受けているのか?パワハラされる側も気づいていない

そして、それが繰り返されて、鬱病担ったり身体的な異常が現れて、通常業務を継続する事ができなくなったりと、悪い循環に陥ってしまいます。

上司も、部下も指導だと勘違いして気づかないまま病んでいく。このケースは現代社会では結構多いと思っています。自分を奮い立たせて

「これからも頑張るぞ!!」

そんな、気持ちで仕事ができる様な声かけができない上司が多い。

  • 仕事は与えられるものでは無く自分から取りに行くものだ。
  • 人から教わるのでは無く人の行動を見て真似て盗んで成長するんだ

そうやって生き抜いてきた人が役職についている今の時代だからかもしれないが、チョット今の世の中を見極めてやり方変えないと、部下の心は離れていって、組織が崩壊しちゃいますよ。って、わかってほしいと思いつつ記事にして見ました。

そして、この教訓というか、経験は、子供の指導にも通ずる事です。

押し付けでは無く、答えをすぐに教えるのでは無く、考えさせる教育が重要だとおもうけど、その考えが幼かったり、見当違いなこともままある。そんな時にイライラせずにその答えを受け入れつつ、正しい答えに導く。これが指導する側、力を持った側がやらなければならない事だと、シミジミと感じます。

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