こんにちは。
冬のイベントって多いですよね。11月末からハロウィンが始まり、12月はクリスマス、そして、1月は年賀状、2月節分、バレンタインなどなど、小売業にとっては、かきいれどきですね。
そして、個人的にも毎年毎年、12月にしか思い出すことのない友人がいます。12月のイベントと言えば、クリスマスですが、その翌日から日本中が和の世界に切り替わり、お正月モードになります。実際はクリスマス前から年賀状の準備などを始めているのでイベントとしては準備期間を入れると長いイベントなのがお正月です。
年賀状を出さなければという義務感
クリスマスを直前にすると、もうがっつりおじさんとなった私は、クリスマスの楽しみよりも、年賀状を出さなければならないという義務感の方が強く、おもむろにPCを起動して年賀状作成ソフトを起動します。年賀状作成ソフト自体を開くのも年次イベントになっていますね。
正月は年次イベント年賀状は年次作業
年賀状面倒くさいなぁと思いながら、その年に撮影した子供の写真をピックアップして、干支のデザインと組み合わせて年賀状を作成する。デザインのテンプレートはネット上にゴロゴロころがっているので、自分の気に入ったデザインを見つけるだけなので、大した時間をかけることなく作成が完了します。
年賀状の面倒な宛先の最新化
問題は、宛先だ。年賀状ソフトには、昨年送受信した友人のリストがあります。基本的に同じ人に送りますが、引っ越しした人、結婚して名前変わった人、喪中の人などは、情報が最新化されている事を確認する必要があります。営業マンだったら営業リストを最新化しているようなものですが、年賀状は年次作業なので日々更新するもんではなく非常に面倒くさいです。
人によっては、年中に合った時に口頭で引っ越ししたことを聞いたり、ハガキで出産の連絡、のついでに引っ越しの連絡、最近ではメールでもFacebookでもなくLINEで連絡とか、1年を通していろんな手段で連絡が来るので、それをすべて把握している必要があります。
年賀状の最大の面倒くさい作業は一言コメント
デザイン決め手、宛先最新化してそして印刷まで終えると、そのまま出しちゃえばいいじゃないかって思うのですが、せっかくなんだから一言ずつコメントを入れよう。って考えてしまうんですね。
もらった年賀状を見ると、年々一言を書かずにただ送ってくる人もいますが、私はどうせ出すならねぇ。と、すべてデジタルで終わらせるのが相手に失礼なのではないかって思いつつ、手書きで一言添えようと思ってしまうんですね。昭和生まれの血がそうさせるのでしょうか・・・。
しかし、その一言が・・・無駄に時間を掛ける割には、どうしても気の利いたコメントがでずに、ありきたりな一言になってしまうのです。だってそうでしょ。年に一度思い出すだけの友人になんて、コメントする事なんて限られている。
・お元気ですか?
・今年は会いましょう
・今年も良い年でありますように
などなど。あとは、子供の成長の様子を描いたりもするが、そもそも年賀状でしか見ない友人の子供の成長書いても、受け取った人は何の感慨もないだろう。。。
なんか一言。って思って考えても、数パターンしかでてこないんですよね。だったら、これも手書きじゃなくて印刷しちゃえばいいのでは?いやいや、それは私のポリシーが・・・。ポリシーか??
>>自作年賀状が面倒になったら、スピード年賀状製作所
値上がり施策は年賀状を辞める良い理由付け
義務的作業になりつつある年賀状ですが、今年、年賀状が値上がりするんですね。先んじて値上げをしていた官製はがき同様に10円値上げした62円となります。
官製はがきは昨年値上げしてたけど、正直なところ、官製はがきで何かを誰かに送ることなんてほぼなくなってきたので、関係のない話って思っていましたが、1/8以降は値上がりするようです。
官製はがき値上げの理由は人で不足?
そもそも何で値上げしたのでしょうか。その理由は、「人手不足による人件費の上昇」とのことです。これが官製はがき値上げの大きな理由だそうです。
ハガキ製造なんてほぼほぼ自動化できそうな作業なので人手はどんどん減らしていかなければならないと思うのですが、人手不足なんですかね?ハガキ使う人なんて今の時代どんどん減ってきているのだから、受注生産にしてしまえばよいのにって思いますけどね。
ただ、引っ越しの連絡や結婚の連絡などは、まだまだニーズの高いのがハガキです。年次の年賀状よりもかなり頻度は少ないですが、結婚のあいさつなどは広く多くの知り合いに報告したいという気持ちから大量に必要になることもありますよね。通常のはがきについては、そういったニーズもあるので、値上げをしても戦略としては間違っていないように思えます。
結婚報告は、式場で依頼するよりも、デザイナー作る結婚報告はがきの業者に依頼するのがスタイリッシュな物が作れるので、大量発注のニーズはなくならないでしょう。
年賀状の値上げ理由は謎
そして、今回の年賀状の値上げの理由は、
2種類の料金があるのはわかりにくいという声が多数上がったため
官製はがき値上げの理由は理解したとしても、この理由だけで年賀状も値上げしちゃうんですね。なんとも無計画な理由です。だったら最初から同じ価格にしておけばいいのではって思います。
値上げをきっかけにマイ年賀状文化の終焉
年賀状自体も出さない人が増えているんで、これ値上げしちゃったら、来年以降、年賀状出さない人さらに増えるように思えます。実際私ももうこれを理由に年賀状出さなくっていいかなって思いはじめちゃってますね。
今や誰もが使うLINEという便利なツールが年賀状に取って代わりつつあり、年賀状出してるのは年配の人たちだけかもしれません。
年賀状書く時しか思い出さない友人、そして、今後会う可能性がほぼない知人に対しては、何となく惰性で出していたけど、それをもう今年でやめよう。と、決断の後押しとなりました。
年賀状文化が無くなる?
若い世代は、年が明けた瞬間にLINEでメッセージを送るので、そもそも年賀状は出さない人が増えています。年配の私ですら、もういいかなって思うようになってきています。このままだと年賀状という、日本の文化は消滅してしまう日は近いのではないかって思います。
日本の文化を大切にする施策が欲しいですね
年賀状という日本の文化の灯を消さない為にやるべきことって、人件費問題から値上げをするのではなく、別の特典を考えて、年賀状が買いたい、出したい!って思えるような仕組みを考えるべきではないのかなぁと思いますね。お年玉くじでは、魅力は少ないですね。だったら年末ジャンボ買いますよ。
たとえば、年賀状に10秒動画を再生出来る薄いフィルタとかを付けたりできたら面白いですよね。
無駄を省くってのも必要ですが、日本文化無駄でも守り続けたいものまだまだいっぱいありますよね。