危機回避!!NHK紅白歌合戦の戦略変更が急務な理由

こんにちは。今年の紅白は、スマップが出場するのかどうかが議論になっていますが、そもそも、目玉アーティストの紅白離れが続いています。

紅白歌合戦を続ける本質的な目的を見直しながら、出場アーティストとの交渉を丁寧に行わないと、暇なアーティストが出場する歌合戦になりそうな雰囲気が漂い始めています。

アーティストも新たな風が吹いている

NHK紅白歌合戦に出場するアーティストの選定は昔と今はかなり状況は変わってきています。宇多田ヒカルはNHKからの打診を承諾して出場が確定しましたが、

などなど、紅白歌合戦に出場したいアーティストが落選し、HNKが出演してほしいと願い出るアーティストが断る自体が発生しています。

NHKは出場アーティストの世代交代に失敗

世代交代などとNHK関係者がコメントしているが、次世代のアーティストはそれほど紅白歌合戦に強い思いを抱いてはいないようです。

理由は紅白歌合戦に出場しなくても自分たちで年越しコンサートする方が盛り上がるし楽しいし収益も多いということが理由だと思います。民法の視聴率もダウンタウンや格闘技番組と裏番組に視聴率を持っていかれることもあり、紅白歌合戦に出場することのステータスが低くなってきている印象です。

司会者の起用法や歌の合間のイベントの鮮度も低く、過去のヒットにしがみついている印象が否めません。そんな企画だと、昔ながらを大事にする人には受けますが、新たな取り組みをしている若い世代には受け入れられないのは至極当然です。

紅白歌合戦は「誰もが出場したい」から「時間のある人が出る歌番組」へ降格？

今や紅白歌合戦のプレミア感はなく、人気アーティストは紅白歌合戦に出場しなくても普段のコンサートで充分な収入やファンがいるので、数分の出場に固執するのではなく、年末はそれぞれで活動するのが良いという事なのでしょう。

紅白歌合戦は、各アーティストの持ち時間が決まっていてフルコーラスでは歌えないらしい。それを守らず、出禁となったアーティストもいたらしいです。昔からの演歌歌手や人気下降気味のアーティストにおいては視聴率の取れる紅白歌合戦に出場する事で広告効果が得られますが、人気アーティストにとっては少々旨味が少ないのだろう。

スマップに注目するNHK

スマップの解散前の最後の出演としてNHKは紅白歌合戦への出場を熱望しているという報道が流れていますが、実際問題このいまのスマップの状況で紅白に出場するメリットが彼らにあるのかどうかを考えたら、視聴者の為という交渉自体がナンセンスのように思えます。

話題性はあるものの、盛り上がりとしてかけてしまうリスクすらあるので、早いうちに見切りをつけて別の目玉アーティストの演出に力を入れるべきではないでしょうか。

諦めの悪いNHK

そして、他のアーティストから見たらスマップの出場にこだわりすぎているNHKの心象も良いはずがありません。最後の出演で解散してしまうようなアーティストの出場に力を入れているということは、その他のアーティストはおまけ的に視聴率の取れない人たちと思われても仕方ありません。

ちなみに、嵐の相場が司会をやると決めた時点で、スマップの出場はほぼ無くなっているのに、その事を受け入れず、スマップを特別視して待ち続けている状況の読めなさも、報道を聞いていてNHKが何をこだわっているのか分からなくなる。自分達に誇りを持っている他のアーティストに失礼ではないかとかんがえてしまいます

このままだと、数年先は出演アーティストが激減しNHKホールにアーティストが集まらなくなり、出たとしても中継での出演が増え盛り上がりのかける年末紅白歌合戦になってしまうのではないかという不安が残ります。

本当に紅白歌合戦の企画を、見直す時期に差し掛かっていると感じた今年の紅白歌合戦の前哨戦でした。