TBSドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」はいよいよクライマックスに入り残りあと2話となりました。回を追うごとに、謎が明かされ、壊れかけた家族も修復へと・・・
そう、最終回に向けて整理整頓が始まっていますTBSドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」です。
佐々木弓子のハーメルン疑惑が払拭されたかのような12月9日放送の第9回、まだまだ謎はいくつか残されていますが、最大の謎はハーメルンの正体です。
わかっている手がかりは、
- 4人目の被害者の女の子の証言から犯人は男女ペアである事。
- 認知症の治療で使われた口笛を吹いている事
- 事件現場には黄色いカーネーションが置かれている事
この情報から犯人を予想します。
男女ペアの犯行から予想できる犯人像
まず、男女ペアという事。和樹が階段で目撃した口笛を吹いている犯人。これが男であり、和樹があった事ある人物だと考えると、男の犯人として考えられるのは、
- 生方航平(高野亜紀の幼なじみ)
- 高野健一(高野亜紀の夫)
- 荒又秀実(刑事)
- 津久井琢己(刑事)
この四人に絞られるかな。
高野健一は、実の父だから無いとすると、生方か荒俣、津久井の3人に絞られる。
いい人が犯人ってありがちのパターンはつまらないけど・・・
生方だとすると、和樹は階段で高野亜紀に電話している途中で後ろから襲われているのが、生方のこれまでの行動から高野亜紀が悲しむ事はしないので、犯人の可能性は低いと思うが、目撃されたので仕方なく和樹を襲ったとも考えられる。
ただ、男女ペアの犯行という事を考えると、ペアとなる女性像が浮かばない。阿相寛子が関連しているって考えるのには少し飛躍しすぎているし、生方説は考えずらいか・・・
そうすると、刑事のどちらかになってしまう・・・
刑事犯人というドラマもありがちだけど・・・
津久井も4人目の被害者から話を聞いているので、犯人だとしたら被害者の女の子が平然と会話をするとも思えない。そう考えると津久井も、除外して良いかと。
そうやって消去法で考えると、荒俣が残る。彼には子供を、失った辛い過去があり、子供の世話をせず子供をないがしろにしている親に怒りを覚え犯行に手を染めた。
という可能性がある。また、子供の虐待などの情報も刑事という職業から入手しやすいのではないか?そしてペアとなる女性は、当然荒俣の妻。二人とも共通の暗い過去があるので、動機もある。
ちなみに、和樹が知らないであろう男性については、候補から外しているが、和樹が知らないというだけではなく、次の様な理由もある。
最上階の麻生は別件で既に捕まっているし、高野健一の会社の上司に当たる猪瀬伸二については、これまでのストーリーから出演が少なくて中途半端。犯人だったら意外だけど、犯人にすると、いまいちパッとしない。、ドラマとしてスッキリしない。
他の2情報からも犯人特定にする情報としては弱い
認知症の治療で使われた口笛を吹いている?
これがどれだけのヒントになるのか、最終回で勘違いとしてミスリードのために使われているのか全く分かりません。少なくとも、私が見逃していない限り、認知症というのが明確な登場人物がいないように思えたので、このヒントで正体がわかるのは最終回しかないと思っています。
ただ、最終回から登場する共犯者ということになると、ドラマの立て付けとして、視聴者に犯人を予想させるという面白みに欠けてしまうドラマになってしまうような気がしています。
事件現場の黄色いカーネーション
これも、ヒントとして、過去の話を振り返って思い出せるほどの記憶がないのがさみしいのですが、この情報も推理を惑わすだけのだけの情報のように思えますが、最上階の阿相夫婦の可能性を考えるけれど、和樹があったことがあるという情報はこれまで出てこなかったように思える。
それを後出しじゃんけんのように最終回に回想で出すような駄作ドラマではないことを祈りたいです。
そうすると、今回の犯行に至るほどの動機を感じることはできないけれど、刑事の荒俣が犯人候補としては有力ですかね。違う気がするんですけどね・・・