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TBSドラマ『カルテット』にハマる人種とハマらない人種

こんにちは。TBSドラマ放送中の「カルテット」面白いですよねー。毎週楽しみにしているのですが、妻はあまり楽しくはないようです。なんかくどくどしいらしいのです・・・。

でも、ストーリの節々に素朴な逆があり小さなクスッが繰り返されるホッとするドラマだと思いませんかね。

このドラマにハマる人って変わっているよね。って言われたので、どんな人がはまりやすいのか分析してみました。

カルテットの独特な世界観

カルテットって四人組という意味で音楽としては、四重奏、四重奏曲、四重奏団などをカルテットと呼んでいます。ドラマでは、四重奏団的な活動もしていますが、ストーリーの主流派そっちではなく、四人組のたくみ?なクドクドしい会話にあるように思えます。4人の繰り広げるトーク、世界観が非常にクドクドしく、そこに私がはまってしまいました。

フルネーム「マキマキ」を許容する世界観

松たか子演じる主人公『巻 真紀』って・・ギャグか。。いきなりの第一印象がこれです。巻さんと結婚した真紀さんなんだろうけど、その設定ドラマに必要ですかね。ストーリー的には全く影響のないこの設定が節々で会話の流れを止める不思議な間をつくるエッセンスになっています。

無きゃないでいいけど、あっても特に問題なし。というか、クスッが一つ増える設定です。高橋一生演じる家森から別府へのこの質問。

『マキさんのことを上の名前で呼んでるの?下の名前で呼んでるの?』

これもまたどうでもいいです。。。でも、ここでもクスッが追加されました。こんな何にも残らないやり取りに私ははまってしまいました。

でも妻はこれがクドクドしいと感じたのでしょうね。。あいまいさを許容しないというか、白黒はっきりさせたいというか、そういう拘りがクドクドしいのかもしれません。

唐揚げとレモンの関係でどこまでも話を引っ張る世界観

唐揚げにレモンをかけるかけないの議論でかなりの時間を費やしています。なるほど!!というほどの知識を語っているわけではありません。端的に言うと、唐揚げにレモンをかけるのが当たり前だと思うべからず。という話です。一度掛けてしまったら不可逆、もう元には戻せません。

皆がみんなかけたいわけではないのだからかける前になぜ確認しないのだ?当たり前すぎる例え話を使って話をしています。この議題だけでかなりの時間を費やすので時間の浪費だろうと思っていましたが、それが後のストーリーの中での微妙な人間関係を表現する布石としての会話となっています。

哲学?屁理屈??

そして、余命9ヶ月のピアニストからライブレストランで演奏する機会をもらい、その後の4人の会話。それぞれが自分の経験に照らしてなしている内容は、立場や見方を変えるとどれも正論・・・正論、反論しづらい議論も多く、ドラマの中のちょっとした出来事について、それぞれの意見をぶつけ合うこの展開は、一人一人のキャラが特徴的なのも相まってなかなか興味深い。四人の会話は一言一言の間だったり、個性的なセリフは哲学ちっくな言葉にも取れるんです。


人によっては屁理屈の応酬とも取れるので、純粋に単純にシンプルにドラマを楽しみたいと思う人には不向きな、ストーリー展開が読みづらい疲れるドラマのようにも思える。

ドラマ「カルテット」の目的

カルテットの目的は犯人探し?弦楽四重奏のサクセスストーリー?

「カルテット」は3人が偶然を装って巻真紀と知り合ったところから話が始まるので、カルテットそれぞれの過去だったり、なぜ偶然を装ったのかなどは番組終盤に向けて明らかになっていきます。

「カルテット」の楽しさの秘密

妻ははまっていませんが、微妙な人間関係を別の比喩、例えで表現していたり、会話の間だったり、話の展開が最後まで読めないやり取りなど、これまでのドラマの分かりやすいコミュニケーションとは異なる異色のドラマとなっていると思います。

タイトルだけ見ると、音楽家が頑張って練習して大成するってだけのつまらないドラマでは?と思っていたけど、元SMAP対決とか、元AKB対決とかキャスティングで騒がれている今期ドラマの中、かなり異色のドラマを見つけて今季もドラマ視聴が楽しみになってきました。

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